第1回の内部研究会が2021年9月10日、「本邦における外国人雇用の成り立ちと課題」をテーマに開催されました。はじめに、弁護士法人Global HR Strategy代表社員弁護士の杉田昌平氏より日本における外国人雇用の歴史や現状をご説明いただきました。その後、本邦の在留資格の位置づけや、建設分野における特定技能と技能実習の特徴的な運用について解説していただきました。質疑応答では、送出機関の特徴や教育レベル、日本の採用制度とのミスマッチ等、活発な議論がなされました。今後の課題としては技能実習制度の制度的な建て付けや、外国人労働者を受け入れる際の中核に関する議論の必要性が挙げられました。
研究会の発表資料と報告書は以下からご覧いただけます。
報告書の構成
- はじめに‐問題の背景
1.1. 外国人雇用の現状
1.2. 外国人雇用への依存 - 本邦の外国人雇用の歴史
- 本邦の日本人を含めた雇用制度
- 本邦の外国人雇用制度
4.1. 在留資格制度
4.2. 在留資格の位置付け
4.3. 個別の在留資格
4.4. 特定技能と技能実習
4.5. 技能検定のレベル分け - 日本型雇用システムにおける外国人雇用
- おわりに‐人材育成型を採用した日本の課題